ヘヴィーですね… (´o`)
ちょっとウィリアム・フリードキン監督の「TO LIVE AND DIE IN L.A.」やマイク・フィギス監督の「Internal Affairs」を思い出しました。が、こっちの方がもっと深刻。
大分前ですが自分も1度L.Aを1週間位訪れた経験があります。
映画程ではないですけど、サウス・セントラルはやっぱりアブナイ雰囲気を感じました。
そんな記憶を思い出しながら、でも、
「いくらアメリカでも現実にはこんな滅茶苦茶な警官はいねーだろ。」
観終わったあと、監督自身の音声解説版を聴いてショック…。
この映画をみて色々感じたことはあるんですが、1番引っ掛かったのは、
映画会社が「産業」としてこんな映画を作ってしまうアメリカ合衆国のバック・グラウンド(社会構造)です。
そして「骨太クライムサスペンス!」とか言って深く考えず「娯楽」として鑑賞してしまう自分達…
やはり国、社会全体の福祉、教育水準が低下すると、国民全体のモラルや治安のレベル自体が低下するんですね。
警察官がこれじゃね。
そしてこれがフツーと思ってしまう国民性が怖い。
アメリカ国内がこれじゃイラク戦争も大した事無いですね。
何でもかんでも(犯罪でさえ)アメリカの後を追い、真似したい日本。
近い将来こうなるのかと思うと、ぞっとしますね。
幼児誘拐等の凶悪犯罪の激増もそうですが、いま世間を騒がせている耐震強度偽装等の「組織犯罪」が増えているのが気になります。
犯罪が「産業」として成り立つ社会構造が日本にも出来始めてると言うことなのでしょうか?
しかし、L.Aと言う街はこういう話には正にピッタリですね。
乾いた感じがN.Yの「マフィア物」とは違う感じです。
悲惨な現実とカリフォルニアの「抜ける様な青い空」が対極的でそこに、「どうしようもない絶望感」を感じてしまうのは自分だけでしょうか。
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